| タイトル |
RF-EMF Risk Perception and Trust in Radiation Protection Authorities: A Comparative Study on Precautionary Information in Germany and Greece
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| 日本語タイトル |
高周波電磁界のリスク認知と放射線防護当局への信頼:ドイツとギリシャにおけるプレコーション的情報の比較研究
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| 著者 |
Eggeling-Böcker M, Karabetsos E, Christopoulou M, Link SC, Abacioglu F, Boehmert C
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| 所属 |
Department for Social Sciences, IU International University of Applied Sciences
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資料区分 |
論文
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| 雑誌名 |
Bioelectromagnetics
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文献区分 |
原著論文・短報
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| 発表年 |
2026
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周波数区分 |
高周波(300kHz-30GHz)
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| 巻/ISSN(号):ページ |
47 (1): e70042
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研究区分 |
社会科学
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| 国 |
Germany
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PubMed ID |
41498450
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| 論文情報入手日 |
2026-01-01
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DOI |
10.1002/bem.70042
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| キーワード |
mobile communications; precautionary information; radio‐frequency electromagnetic fields (RF‐EMF); risk perception; trust.
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| 概要 |
この研究は、5Gネットワークに特に焦点を当て、モバイル通信から発生する高周波(RF)電磁界に関する、異なる種類のプレコーション的情報がリスク認知と各国の放射線防護当局への信頼にどのような影響を及ぼすかを調べた。合計2169人(ドイツ1040人、ギリシャ1129人)の参加者を、以下の3つの条件のいずれかに無作為に割り付けた。(1) 基本情報、(2) 携帯電話使用時のRFばく露低減の可能性に関する簡易なプレコーション的情報、(3)「プレコーション(precaution)」と「予防(prevention)」を区別する説明を含む概念的なプレコーション的情報。その結果、簡易なプレコーション的情報は基本情報と比較して、リスク認知を高め、信頼を低下させるという予想に反して、これはプレコーション的措置が講じられていないと仮定した一般的な条件付きリスク認知においてのみ当てはまり、プレコーション的措置が講じられていると仮定した、感情的リスク認識、信頼、または一般的な条件付きリスク認知には当てはまらなかった。注目すべきことに、簡易なプレコーション的情報のみを提供した場合と比較して、プレコーションと予防(prevention)の区別についてより詳細な説明を行っても、リスク認知の低下や信頼の増大は見られず、むしろ基本的な情報提供と比較してリスク認知は高まった。これは、プレコーションの概念的ニュアンスを強調することのメリットが限定的であることを示唆している。他の変数を考慮すると、プレコーション的情報は自己効力感とメッセージの一貫性に対する認知を高めた。調査結果には国による大きな差異が見られ、ギリシャの参加者はドイツの参加者よりもリスク認知が高く、信頼度が低いと報告した。性差も現れ、女性は男性よりもリスク認知が高く、信頼度が低いと報告した。先行研究とは対照的に、この結果は、携帯電話の個人的な使用に関するプレコーション的情報は、モバイル通信によるRFばく露に対する公衆の懸念を高めることなく伝達できることを示唆している。しかしながら、プレコーション的情報に概念的な説明を加えることでリスク認知が高まるという証拠もいくつか見出された。また、リスクコミュニケーションにおいて社会文化的および個人的差異を考慮することが重要となる可能性があることも示している、と著者らは結論付けている。
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