電磁界情報センター Japan EMF Information Center

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最終更新日:2026-02-03

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タイトル Flora and fauna: how nonhuman species interact with natural and man-made EMF at ecosystem levels and public policy recommendations
日本語タイトル 動植物:非ヒト種が生態系レベルで自然および人工の電磁界とどのように相互作用するか、ならびに公共政策の提言
著者 Levitt BB, Lai HC, Manville AM II, Scarato T
所属 National Association of Science Writers 資料区分 論文
雑誌名 Front Public Health 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 全範囲
巻/ISSN(号):ページ 13: 1693873 研究区分 その他
USA PubMed ID 41358243
論文情報入手日 2025-12-01 DOI 10.3389/fpubh.2025.1693873
キーワード National Environmental Policy Act; aeroecology; airspace-as-habitat; electromagnetic fields; low-intensity effects; nonhuman species; radiofrequency radiation; wildlife.
概要 このレビュー論文の著者らは、電磁界への環境ばく露がヒト以外の生物種に及ぼす影響について、以下のように論じている。過去60年間、0-300 GHzの非電離電磁界による環境ばく露は、主に30 kHzから3 GHzの高周波 (RF) 範囲で着実に増加している。各技術は、異なる伝送特性を持つばく露の層を環境に持ち込み、今日では、ヒトと非ヒト種の両方で生物学的に活性であることが知られている、広範囲にわたる複雑で慢性的な低強度の環境ばく露を生み出している。次世代のブロードバンド技術は、これまでに展開されたことのない信号特性を持つ、広範囲の同時周波数ばく露を民間で広く利用するために採用している。第5世代および第6世代 (5G、6G) ネットワークは、以前のワイヤレス技術とは異なり、3.5 GHz を超える電磁スペクトルの大幅に高い領域を利用する。この電磁界の展開規模は、現在、自然界には存在しない割合で記録されており、新しいエネルギー形態の汚染に24時間365日ばく露される状態を生み出している。ばく露強度には、例えば送信源への近接度が支配的な変数となる農村部と都市部といった、地域差が顕著であるものの、低軌道衛星の大幅な増加により、地球に向けて広範囲な放射パターンで高周波(RF)電磁界が散布されるようになり、こうした人口動態の違いはほぼ消滅した。今日、地球上でRFから完全に逃れられる場所はどこにもない。ヒト以外の生物種は、地球の地磁気に非常に敏感であり、地磁気は方向感覚、移動、交尾、食物探索、領土防衛、そしてあらゆる生命活動に利用されている。ヒトの能力と比較して、無数の生物種は、環境中の電磁界を、しばしば自然の地磁気と同じか、非常に近いところで感知する、非常に感度の高い電気/磁気受容体の物理的な配列を進化させてきた。今日のばく露は、たとえ非常に低い強度であっても、重要な動植物の機能を阻害する可能性がある。既存のばく露基準は、あくまでもヒトを対象としている。このレビュー論文の著者らは、ヒト以外の生物特有の生理機能と、今日の環境レベルにおける潜在的な共鳴整合について論じている。野生生物保護に関する政策提言には、「空域を生息地とする」という議論、既存の法律の遵守、周波数の再割り当て、ハードウェアとネットワークエンジニアリングの再設計、特定の競争的な経済モデルからの社会の脱却、可能であれば渡り鳥の季節と繁殖期の電磁界フリーゾーンの設定などの緩和策が含まれる、と著者らは主張している。