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最終更新日:2025-11-05

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タイトル Design and Dosimetric Analysis of a Whole-Body Exposure Setup for Investigating Possible Effects of 50 Hz Magnetic Fields on Sleep and Markers of Alzheimer's Disease
日本語タイトル 50 Hz磁界が睡眠とアルツハイマー病マーカーに及ぼす影響を調べるための全身ばく露装置の設計とドシメトリ分析
著者 Schmid G, Schneeweiss P, Hirtl R, Kainz J, Sauter C, Danker-Hopfe H, Dorn H
所属 Seibersdorf Laboratories 資料区分 論文
雑誌名 Bioelectromagnetics 文献区分 総説
発表年 2025 周波数区分 商用周波(50/60Hz)
巻/ISSN(号):ページ 46 (6): e70022 研究区分 ドシメトリ
Austrla PubMed ID 40923703
論文情報入手日 2025-09-16 DOI 10.1002/bem.70022
キーワード Alzheimer's disease; exposure setup; human study; magnetic field; sleep.
概要 この研究は、50 Hz磁界ばく露が睡眠およびアルツハイマー病マーカーに及ぼす影響を調査する無作為化二重盲検クロスオーバー誘発試験用の新しい全身ばく露設備を開発し、ドシメトリ分析を行った。このばく露設備は、研究を行う睡眠研究室に合わせて特別に設計され、最大磁界不均一性± 20%未満で最大30 μTの磁束密度を可能にする。ばく露は完全にソフトウェア制御され、盲検化および無作為化される。適用される磁界ベクトルの向きは制御ソフトウェアによって変化し、各実験セッションを通じて磁界ベクトルの向きが均一に分散される。ばく露設備の数値ドシメトリ分析を、複数の高解像度人体モデルを用いて実施した。外部ばく露レベル30 μTにおいて、脳内の誘導電界強度は、3つの主軸(前後、左右、頭足)に沿った磁界ベクトルの向きで0.5-0.6 mV/m(2×2×2 mm3平均誘導電界強度Eiの99.9パーセンタイル)の範囲であった。数百の異なる脳灰白質領域について解析したEiの体積平均値の統計値は、磁界ベクトルの向きを変化させたばく露下で、0.001-0.065 mV/m(最小値)、0.025-0.21 mV/m(平均値)、0.033-0.34 mV/m(最大値)の範囲であった。開発したばく露設備を、最近完了した実験研究において正常に導入した、と著者らは報告している。