| タイトル |
Effects of electromagnetic fields on flatfish activity levels
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| 日本語タイトル |
電磁界がカレイの活動レベルに及ぼす影響
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| 著者 |
Chapman ECN, Rochas CMV, Burns Z, Harsányi P, Hermans A, Scott K
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| 所属 |
St Abbs Marine Station, The Harbour
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資料区分 |
論文
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| 雑誌名 |
Mar Pollut Bull
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文献区分 |
原著論文・短報
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| 発表年 |
2026
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周波数区分 |
全範囲
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| 巻/ISSN(号):ページ |
222: 118652
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研究区分 |
動物研究
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| 国 |
UK
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PubMed ID |
40914098
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| 論文情報入手日 |
2025-09-16
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DOI |
10.1016/j.marpolbul.2025.118652
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| キーワード |
Circadian rhythm; Electromagnetic fields; European flounder; European plaice Pleuronectes platessa; Platichthys flesus; Subsea power cables.
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| 概要 |
脱炭素化の取り組みとエネルギー安全保障の必要性から、沖合再生可能エネルギー産業が急速に拡大している。これにより、海底電力ケーブルの増加など、海洋環境は完全には理解されていない形で変化している。これらのケーブルを通じた電気の輸送により電磁界が発生し、それが海洋生物に影響を及ぼす可能性がある。この研究は、カレイ類に対する電磁界の影響を調べた。61匹のヨーロッパカレイ(Platichthys flesus)の行動を大型水槽で記録し、水槽の一部を電磁界にばく露した。2種類の一般的な電磁界を現実的なレベル(交流(AC)最大約15μT RMS、直流(DC)最大約19.6μT)で生成した。15匹のヨーロッパカレイ(Pleuronectes platessa)を用いた小規模なパイロット研究も実施した。ブラインドビデオ分析の結果、電磁界の内側と外側で誘引、回避、または行動の違いを示す証拠は見られなかった。対照試験では、ヒラメは試験終了まで日没前の1時間と比較して日中に活発に活動していた。電磁界への継続的なばく露によりこのリズムは崩れ、電磁界にばく露したヒラメは試験期間を通して活発な状態を維持した。日没時には、電磁界にばく露した魚は対照群と比較して移動期に入る可能性が少なくとも2倍高くなった。根本的な原因は何なのか、またこれらの結果が24時間周期全体を通して起こるのか、野生種と同等なのか、あるいは長期的な影響につながるのかを明らかにするには、さらなる研究が必要である、と著者らは結論付けている。
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