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最終更新日:2025-11-05

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タイトル Assessment of 5G RF-EMF Exposure during Large-Scale Public Events via Field Measurements
日本語タイトル 大規模公共イベント中の5G高周波電磁界ばく露の現地測定による評価
著者 Alvaro Villaescusa-Tebar, Concepcion Garcia-Pardo
所属 iTEAM Research Institute, Universitat Politècnica de València 資料区分 論文
雑誌名 IEEE Access 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 13: 150489-150497 研究区分 ドシメトリ
Spain PubMed ID
論文情報入手日 2025-09-01 DOI 10.1109/ACCESS.2025.3602263
キーワード
概要 この研究は、スペインのバレンシアでの大規模な公共フェスティバル中およびイベント前日の基準日に現地測定を実施した。700 MHz および 3500 MHz 5G帯域からのダウンリンク信号を、スペインの3つの主要ネットワーク事業者全体について測定した。測定場所の影響を捉えるためにイベント会場周辺の5か所を選択し、2つの測定期間 (6分と30分) を比較して時間的な動態を評価した。その結果、イベント中、3500 MHz帯の電力密度はベースライン時と比較して最大8倍に増加したが、記録された最高のばく露レベルでも、国際的な安全限度を遥かに下回ってした。更に、30分間の連続測定では、6分間のスナップショットと比較して平均電力密度が約30%増加していることが明らかになった。これらの知見は、5G環境における高周波電磁界ばく露が、需要の高い状況下でも安全限度内にとどまっていることを裏付けるものであり、ばく露評価において測定場所と時間的変動を考慮することの重要性を強調している、と著者らは結論付けている。