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最終更新日:2025-08-20
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タイトル
Temporal Change of Outdoor RF-EMF levels in four European Countries: a Microenvironmental Measurement Study
日本語タイトル
欧州4か国における屋外高周波電磁界レベルの経時的変化:ミクロ環境測定研究
著者
Beláčková L, Veludo AF, Aminzadeh R, Van Bladel H, Griffon V, Cardis E, Dongus S, Eeftens M, Guxens M, Joseph W, de Llobet P, Mazet P, Van Torre P, Thielens A, Vermeulen R, Wiart J, Röösli M, Huss A
所属
IRAS, Utrecht University
資料区分
論文
雑誌名
Environ Res
文献区分
原著論文・短報
発表年
2025
周波数区分
高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ
285 Pt 1: 122315
研究区分
ドシメトリ
国
Netherlands
PubMed ID
40651762
論文情報入手日
2025-07-01
DOI
10.1016/j.envres.2025.122315
キーワード
Microenvironmental study; Non-ionizing radiation; RF-EMF exposure; Temporal exposure assessment; Time trends.
概要
この研究は、オランダ、スイス、ベルギー、スペインにおいて、2016-2023年に同様のプロトコルに従い、ミクロ環境測定を用いて高周波(RF)電磁界ばく露の経時的傾向を調査した。ミクロ環境測定とは、特定の機能を持つように区分された、事前に定義された小さなエリアで実施されるばく露測定を指す。これにより、国や年間のばく露傾向を比較することができた。データは、ACCEDERA(2016-2018年)、ETAIN(2023年)、GOLIAT(2023年)プロジェクトの一環として、RFドシメータを用いて同じルートを繰り返し歩行することで収集した。各国で同一のミクロ環境を特定し、携帯電話基地局、携帯電話からのばく露量、および総ばく露量の測定値を年毎に比較した。各国の6-14の固有のミクロ環境における測定値を比較した結果、4か国において、2016年のベースライン測定と2023年のフォローアップ調査において、携帯電話基地局からのばく露量(ダウンリンクばく露量全体)に有意な変化は認められなかった。全ての国と年において、携帯電話基地局からのばく露量の中央値は、0.11 mW/m2(スイス、2023年)から0.62 mW/m2(オランダ、2018年)の範囲であった。各国の個々のミクロ環境において一貫した傾向は認められなかった。西欧ではモバイルデータトラフィックが8倍に増加しているにもかかわらず、含まれるミクロ環境グループ全体でのRF屋外ばく露レベルを測定したところ、2016-2023年の間にばく露レベルに変化は認められなかった、と著者らは報告している。