タイトル |
Effects of coenzyme Q10 on sperm parameters and pathological changes induced by Wi-Fi waves in the testicular tissue of rats
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日本語タイトル |
ラットの精巣組織におけるWi-Fi波による精子パラメータおよび病理学的変化に対するコエンザイムQ10の効果
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著者 |
Safaeinezhad A, Mousapour E, Baba Ahmadi AK, Ebrahimi S, Rahimi K, Rezaie A, Dehvari M, Givi ME, Sasani A
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所属 |
Department of Urology, Faculty of Medicine, Ahvaz Jundishapur University of Medical Sciences
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Ann Med Surg
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2025
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周波数区分 |
高周波(300kHz-30GHz)
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巻/ISSN(号):ページ |
87 (7): 4073-4079
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研究区分 |
動物研究
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国 |
Iran
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PubMed ID |
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論文情報入手日 |
2025-07-01
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DOI |
10.1097/MS9.0000000000003340
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キーワード |
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概要 |
この研究は、ラットの精子パラメータおよび精巣組織の病理学的変化に対するコエンザイムQ10(CoQ10)の効果を調べた。健康なラット20匹を4群(n = 5)に割り付けた。第1群は2か月間、Wi-Fiフリー環境に置いた。第2群は7時間/日、2か月間、Wi-Fi電波にばく露した。第3群は7時間/日、2か月間、Wi-Fi電波にばく露し、150 mg/kgのCoQ10を毎日投与した。第4群はWi-Fi電波にはばく露せず、150 mg/kgのCoQ10を毎日投与した。血清テストステロン値、精子パラメータ、および精巣および精巣上体の病理学的所見について調べた。その結果、CoQ10投与群はWi-Fiばく露群と比較して、精子濃度(ベースライン)、生存率、および運動率が有意に上昇した。また、CoQ10投与群ではWi-Fiばく露群と比較してテストステロン値も上昇した。病理学的所見では、CoQ10投与群では、Wi-Fiの影響で精子形成プロセスが停止した精管の数が減少していることが示された。CoQ10の摂取が、Wi-Fiに起因する精子パラメータ、テストステロン値、および病理学的所見への合併症を軽減できることが示唆された、と著者らは結論付けている。
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