タイトル |
Assessment of Individual Exposure to Multiple Pollutants (Noise, Particulate Matter, and Extremely Low-Frequency Magnetic Fields) Related to Daily Life Microenvironments in the Brussels Capital Region: Protocol for a Cross-Sectional Study
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日本語タイトル |
ブリュッセル首都圏における日常生活ミクロ環境に関連する複数の汚染物質(騒音、粒子状物質、超低周波磁界)への個人ばく露評価:横断研究プロトコル
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著者 |
Salmon AO, Ledent M, De Clercq EM, Vanhoutte B, Bouland C
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所属 |
Environmental and Occupational Health Research Centre, School of Public Health, Université Libre de Bruxelles
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
JMIR Res Protoc
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2025
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周波数区分 |
商用周波(50/60Hz)
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巻/ISSN(号):ページ |
14: e69407
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研究区分 |
ドシメトリ
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国 |
Belgium
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PubMed ID |
40608404
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論文情報入手日 |
2025-07-01
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DOI |
10.2196/69407
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キーワード |
ELF-MF; PM; extremely low-frequency magnetic fields; microenvironment; multiple exposures; noise; particulate matter; personal exposure; pollutants.
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概要 |
この研究は、(1) 平日における都市市民の複合汚染物質(騒音、粒子状物質(PM)、超低周波(ELF)磁界)へのばく露を評価し、(2) 複合汚染物質へのばく露における主要な日常生活ミクロ環境の寄与を推定し、(3) 個人ばく露評価における測定結果の役割を推定した。490人の複合汚染物質(PM、ELF磁界、騒音)へのばく露レベルを収集した。参加者1人につき3台のデバイス(Airbeam 2、EMDEX IIまたはEMDEX Lite、ならびにPM、ELF-MF、騒音用のAircastingアプリをインストールしたスマートフォン)を用いた。参加者は平日の24時間、これらのデバイスを装着した。同時に、ミクロ環境日記と、社会経済データ、ライフスタイル、そして認知上のばく露量に関する質問票に回答した。分析ではまず、ばく露量を1日平均として記述し、ミクロ環境ごとに集計した。以下の分析を実施した。(1) 調査対象となった3種類の汚染物質のばく露量における各ミクロ環境の寄与の推定、(2) 測定されたばく露量を説明するための線形混合モデル(汚染物質ごと)、(3) 測定された個人ばく露量が自己申告による認知上のばく露量に及ぼす寄与を評価するための線形回帰。データ収集は2020年10月から2022年8月まで行われ、490人が参加した。収集されたデータにより、一般住民が日常的に直面する複合汚染物質へのばく露を記述し、複合汚染物質へのばく露に基づいて日常生活における主要なミクロ環境を特徴づけることができる。これは、汚染へのばく露削減を目指す政策において、対象とすべきミクロ環境を正確に特定する上で役立つ。サンプリング方法は確率的ではないため、ブリュッセル首都圏の人口を代表するものではないと考えられるが、個々の市民が直面する複合汚染物質へのばく露を理解するための第一歩となるであろう、と著者らは報告している。
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