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最終更新日:2025-08-20

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タイトル Influence of geomagnetic disturbances on myocardial infarctions in women and men from Brazil
日本語タイトル ブラジルの女性と男性における心筋梗塞に対する地磁気擾乱の影響
著者 Rezende LFC, De Paula ER, Muella MTAH, Dutra SLG, Rosa RR, Saldiva PHN, Ometto JPHB
所属 National Institute for Space Research (INPE), Sao Jose dos Campos 資料区分 論文
雑誌名 Commun Med 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 静電磁界 / 直流
巻/ISSN(号):ページ 5: 247 研究区分 疫学研究
Brazil PubMed ID 40593256
論文情報入手日 2025-07-01 DOI 10.1038/s43856-025-00887-7
キーワード
概要 宇宙天気、特に太陽活動によって引き起こされる地磁気擾乱(GMD)が健康状態に及ぼす影響については、未だ解明されていない。新たな関連性の一つとして、宇宙天気が心筋梗塞(MI)に与える影響が挙げられる。この研究は、ブラジルにおけるMIとGMDの相関関係を調べた。ブラジルの公衆衛生データベースを用い、サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス市(南緯23度10分44秒、西経45度53分13秒)における1998-2005年までの心筋梗塞による入院件数に焦点を当てた。対象は男性871名、女性469名であった。 MIデータは、30歳以下、31-60歳、60歳以上の3つの年齢層に分類した。更に、太陽活動による地磁気変動の指標として惑星指数(Kp)データも組み込み、静穏日、中等度日、擾乱日に分類した。分析では、年齢、性別、地磁気状態を考慮し、統計的カウントとK平均法と呼ばれる教師なしクラスタリングの2つの手法を用いた。その結果、地磁気状態はMI症例、特に女性においてMI症例に影響を与えることが示された。地磁気擾乱時のMI症例の相対頻度は、地磁気静穏時と比較して約3倍高くなっていた。教師なしK平均法を用いた結果、地磁気擾乱時に関連するグループでは、女性においてMI症例の発生率が高いことが示された、と著者らは報告している。