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最終更新日:2025-08-20

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タイトル In-Situ Measurements of Radiofrequency Electromagnetic Fields Measurements Around 5G Macro Base Stations in the UK
日本語タイトル 英国の5Gマクロ基地局周辺における高周波電磁界の現地測定
著者 Calderon C, Addison D, Peyman A
所属 UK Health Security Agency (UKHSA) 資料区分 論文
雑誌名 Bioelectromagnetics 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 46 (5): e70012 研究区分 ドシメトリ
UK PubMed ID 40586584
論文情報入手日 2025-07-01 DOI 10.1002/bem.70012
キーワード exposure assessment; public exposure; telecommunications.
概要 この研究は、英国の公的にアクセス可能な30か所にある56の稼働中の5Gマクロ基地局への見通し内で、高周波(RF)電磁界のスポット測定を実施した。バックグラウンド(トラフィック誘発なし)、ストリーミングビデオ、ダウンリンク速度テスト、およびSS-RSRPデコーダー測定の外挿の4つの異なるばく露シナリオを評価した。環境内のさまざまなRF発生源からの総ばく露を評価するために、各サイトで420 MHz-6 GHzの周波数範囲にわたる電力密度測定も実施した。その結果、最悪のシナリオ(≤ 5%)に外挿した場合でも、総RFおよび5G固有の電力密度レベルは国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の1998年の公衆ばく露に対する参考レベルを十分に下回ることが示された。4Gダウンリンクが総RFばく露の主な原因であり、5Gは平均で10%未満であった。ビームフォーミングサイトと非ビームフォーミングサイトの間には統計的有意差は認められなかった。ストリーミングはばく露レベルに大きく影響を及ぼしていないように思われ、バックグラウンド測定は現在の都市部および郊外の 5G サイトにおける一般的なダウンリンクばく露を適切に表していると考えられる、と著者らは結論付けている。