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最終更新日:2025-07-01

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タイトル Safety Assessment of Electromagnetic Exposure for 24 GHz Anticollision Antenna Mounted on the Side of Electric Vehicle
日本語タイトル 電気自動車側面に搭載された24 GHz衝突防止アンテナの電磁界ばく露の安全性評価
著者 Xie G, Lu M
所属 Key Laboratory of Opto-Electronic Technology and Intelligent Control of Ministry of Education , Lanzhou Jiaotong University 資料区分 論文
雑誌名 Int J Antennas Propag 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 2025: 9633091 研究区分 ドシメトリ
China PubMed ID
論文情報入手日 2025-05-16 DOI 10.1155/ijap/9633091
キーワード
概要 この研究は、24 GHz衝突防止アンテナから生じる高周波(RF)電磁界が、それぞれ 0.1 W の給電で異なる数のアンテナからばく露される乗員および歩行者に及ぼす影響を調べた。提案するアレイ アンテナは、24 GHzで 21.7 dBiの高利得と -20 dBの低サイドローブ レベルで 23.75-24.15 GHzで動作し、自動車用衝突防止レーダーアンテナの設計要件を満たす。計算ドシメトリにより、乗員および歩行者のRFばく露量量を測定するため、比吸収率 (SAR) 分布、全身平均 SAR (SARwb)、吸収電力密度 (Sab)、人体頭部の表面および断面積の温度上昇を計算した。その結果、乗員がアンテナ放射にばく露される全てのばく露シナリオにおいて、運転者の SARwb 値と Sab 値が最大になった。単一アンテナばく露シナリオでは、SARwb 値は 1.67*10^(−6) W/kg、Sab 値は 0.97 W/m2 であった。2アンテナばく露シナリオでは、SARwb 値は 1.56* 10^(−5) W/kg、Sab 値は 1.8356 W/m2 であった。4アンテナばく露シナリオでは、SARwb 値は 1.50*10^(−5) W/kg、Sab 値は 2.7301 W/m2 であった。歩行者がアンテナ放射にばく露される全てのばく露シナリオにおいて、アンテナ後方の歩行者正面の SARwb 値が 2.68*10^(−8) W/kg で最大であった。また、アンテナ前方の歩行者正面の Sab 値が 0.00289 W/m2 で最大であった。乗員と歩行者の頭部における局所的な温度上昇の最大値はいずれも0.220℃で、計算値は全て国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の基本制限値および基準レベルをはるかに下回っていた、と著者らは報告している。