タイトル |
5G EMF Exposure at 3.6 GHz in Greece Using Data From Frequency-Selective Monitoring Sensors
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日本語タイトル |
周波数選択型モニタリングセンサーのデータを用いたギリシャにおける3.6 GHz帯の5G電磁界ばく露
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著者 |
Iakovidis S, Manassas A, Apostolidis C, Samaras T
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所属 |
CIRI-Center for Interdisciplinary Research and Innovation, Aristotle University of Thessaloniki
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Bioelectromagnetics
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2025
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周波数区分 |
高周波(300kHz-30GHz)
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巻/ISSN(号):ページ |
46 (4): e70008
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研究区分 |
ドシメトリ
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国 |
Greece
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PubMed ID |
40341584
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論文情報入手日 |
2025-05-01
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DOI |
10.1002/bem.70008
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キーワード |
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概要 |
この研究は、ギリシャの5大都市に設置された13の周波数選択性モニタリングセンサーから2年間(2022年8月~2024年10月)収集した継続的なモニタリングデータを分析した。3.6 GHz帯に焦点を当て、電磁界レベルの傾向と週ごとの変動を評価した。その結果、5Gインフラストラクチャとデバイスの普及の増加により、3.6 GHzでの電磁界ばく露が徐々に増加していることが示された。特に、この帯域は、アクティブアンテナシステムの特性とトラフィックの変動に起因する、他の周波数帯域と比較して、電力密度の最大値と中央値の比が高かった。国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の2020年のガイドラインを適用したところ、30分平均値がこれらの変動を大幅に低下させることが示された。最大値を含む測定レベルは全て、ギリシャおよび国際的な安全制限値を十分に下回った。これらの調査結果、特に電磁界レベルの増加傾向が確認されたことから、既存および新規の通信ネットワークからの電磁界ばく露を評価し、安全基準への準拠を担保するための継続的なモニタリングネットワークの重要性が強調された、と著者らは報告している。
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