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最終更新日:2025-07-01

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タイトル Diagnosing American Decline: The Geopolitics of Havana Syndrome
日本語タイトル アメリカの衰退を診断する:ハバナ症候群の地政学
著者 Essex J
所属 Department of Political Science, University of Windsor 資料区分 論文
雑誌名 Geopolitics 文献区分 論説・レター
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ Online 研究区分 その他
Canada PubMed ID
論文情報入手日 2025-04-16 DOI 10.1080/14650045.2025.2468770
キーワード
概要 2016年初頭、キューバのハバナに駐在する米国外交官とその家族が、身体的原因不明の衰弱性疾患を報告した。多くの米国当局者は、これらを「ハバナ症候群」と呼ばれる新たな疾患の証拠と位置づけ、敵対的なライバル国が配備した実験兵器によって引き起こされたとした。それ以来、多くの国に駐在する米国人職員が、さらに数百件の症例を自ら報告している。症状の原因や一貫性に関する医学的コンセンサスはなく、そのような兵器の存在を示す証拠もないにもかかわらず、米国当局はハバナ症候群は敵対勢力による標的攻撃の結果であると一貫して主張している。この論文の著者は、米国の脆弱性や世界の勢力均衡の潜在的な変化が懸念される中で、ハバナ症候群が医学的診断と地政学的な診断の両方を提示している点を検証している。ハバナ症候群という議論の的となっている診断と筋書きは、米国の力に対する不安を反映し、拡散させ、身体から地球に至るまでの様々な場所やスケールを通じて、米国の地政学的コードを書き換え、実行に移している、と著者らは論じている。