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最終更新日:2025-07-01

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タイトル Effect of Acute and Long-Term Extremely Low-Frequency Electromagnetic Fields Exposure on Murine Haematological Parameters
日本語タイトル 急性および長期の超低周波電磁界ばく露によるマウスの血液学的パラメータへの影響
著者 Rodriguez-De la Fuente AO, Heredia-Rojas JA, Gomez-Flores R, Beltcheva M, Noguera-Diaz Lopez PA, Ostoich P, Heredia-Rodriguez O
所属 Facultad de Ciencias, Universidad Autónoma de Nuevo León 資料区分 論文
雑誌名 Acta Zool Bulg 文献区分 原著論文・短報
発表年 2024 周波数区分 商用周波(50/60Hz)
巻/ISSN(号):ページ Suppl 20: 61-69 研究区分 動物研究
Mexico PubMed ID
論文情報入手日 2025-04-16 DOI
キーワード Extremely low-frequency electromagnetic fields (ELF-EMFs), haematological parameters, mice, BALB/c mouse strain.
概要 この研究は、様々な超低周波(ELF)磁界条件へのばく露が、12週齢の雄のBALB/cマウスの血液学的パラメータに及ぼす影響を調べた。以下の3つの独立した実験を実施した:(1)較正済みソレノイド内で1.0、1.5、2.0 mTの磁束密度に動物を72時間急性ばく露、(2)2.0 mT ELFへの72時間ばく露と細胞毒性剤マイトマイシンC(MMC)5 mg/kg投与を併用、(3)2.0 mT ELFへの8時間/日、10日間の長期ばく露。全ての急性ばく露実験には、非ばく露の陰性対照群と、MMCのみを投与する陽性対照群を含めた。長期ばく露実験には、陰性対照群のみを含めた。眼窩周囲腔から血液を採取し、磁界ばく露前後の血液学的パラメータを評価した。血液学的検査には、総血漿タンパク質、ヘモグロビン、白血球分画が含まれた。その結果、ELF磁界への急性ばく露は、白血球数における好中球の割合を有意に(p < 0.05)増加させ、リンパ球の割合を減少させた。ELFとMMCの複合ばく露では、ヘモグロビンの増加のみが認められた。更に、ELF磁界への長期ばく露は血液学的パラメータに影響しなかった、と著者らは報告している。