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最終更新日:2025-07-01

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タイトル Use of radio frequency identification technology to enhance the traceability of bull semen does not affect sperm motility or nonreturn rates
日本語タイトル 雄のウシの精液のトレーサビリティを高めるためにRFID技術を用いても精子の運動性やノンリターン率には影響しない
著者 Brychkova G, O'Reilly M, Corridan D, Fair S, Spillane C, O'Meara CM
所属 Plant and AgriBiosciences Research Centre, Ryan Institute, National University of Ireland 資料区分 論文
雑誌名 J Dairy Sci 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 中間周波(300Hz-300kHz)
巻/ISSN(号):ページ Online 研究区分 動物研究
Ireland PubMed ID 40250607
論文情報入手日 2025-04-16 DOI 10.3168/jds.2024-26105
キーワード artificial insemination (AI) traceability; database; low- and high-frequency radio waves; nonreturn rate; sperm motility.
概要 この研究は、低周波(LF、134.2 kHz)および高周波(HF、13.56 MHz)のRFIDチップがウシの精子の運動性と受精結果に及ぼす影響を調べた。LFチップ(Full Duplex-B、直径8または12 mm)について、新鮮な精子の運動性をイン・ビトロで、受精能をイン・ビボで3日間にわたって評価した。その結果、訓練を受けた男性専門医とコンピューター支援精液分析(CASA)によって分析した精子の運動性パラメータは、ばく露群と対照群との間に有意差は認められなかった。フィールド授精 (n = 49,473) では、LFチップのばく露は56日時点でのノンリターン率 (NRR56) 【訳注:一定期間(この場合は56日間)以内に発情が再起しなかった頭数の割合】に全体的に影響を及ぼさないことが明らかになったが、雄およびパリティ【既往出生仔数】に固有の変動が観察された。精液ストローに挿入されたHF RFIDチップは、単独およびLFチップと併用してテストした。解凍後のCASA分析では、HFチップへのばく露は、単独またはLFチップばく露後に、精子の質および運動性パラメータに影響を及ぼさないことが示された。同様に、フィールド受精評価 (n = 1,256) における NRR56に対するHFチップの影響も認められなかった、と著者らは報告している。