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最終更新日:2025-05-19

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タイトル The effect on rat peripheral nerve morphology and function of a 900-MHz electromagnetic field applied in the prenatal period
日本語タイトル 出生前期に適用した900 MHz電磁界がラットの末梢神経の形態と機能に及ぼす影響
著者 Hanci H, Yenilmez E, Demir S, Yildirim M, Gedikli Ö, Kaya H
所属 Department of Histology and Embryology, Ordu University 資料区分 論文
雑誌名 Electromagn Biol Med 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ Online 研究区分 動物研究
Turkiye PubMed ID 40099659
論文情報入手日 2025-03-16 DOI 10.1080/15368378.2025.2479517
キーワード Cell phone; electromagnetic field; peripheral nerve; prenatal exposure; rat.
概要 この研究は、妊娠期間中に適用した900 MHzの電磁界がラットの末梢神経の形態、神経伝導速度、および運動活動に及ぼす影響を調べた。9匹の妊娠したSprague Dawleyラットを3群に割り当てた。対照群には何の手順も適用しなかった。擬似ばく露群は、実験期間中 (妊娠1-21日) 1時間/日、電磁界ケージ内に配置したが、ばく露はしなかった。ばく露群は、実験期間中 (妊娠1-21日) 1時間/日、ケージ内に配置し、900 MHzにばく露した。出生後 (PN) 21日まで新生仔には何の手順も適用せず、これらの仔から新しい群を構成し、PN 21および60にオープンフィールド試験およびロタロッド試験を実施し、その後、研究プロトコルに沿ってグループに対して電気生理学的測定を実施した。PN 60に安楽死させた動物から採取した坐骨神経に対して、組織病理学的、組織形態計測学的、免疫組織化学的、および生化学的分析を実施した。その結果、妊娠期間中の900 MHzばく露は、ラットの末梢神経の発達に悪影響を及ぼし、これらの影響は、坐骨神経の形態において検出可能であるほど成人期まで持続するが、これらの形態学的変化は、坐骨神経に関連する機能に影響を与えるほど深刻ではなかった、と著者らは結論付けている。