電磁界情報センター Japan EMF Information Center

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最終更新日:2025-03-31

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タイトル Auto-induced uplink 4G and 5G RF-EMF exposure assessment using a network monitoring application in different microenvironments across seven European countries
日本語タイトル 欧州7か国のさまざまな微小環境でネットワークモニタリングアプリケーションを用いて自動誘導アップリンク4Gおよび5G高周波電磁界ばく露評価を実施
著者 Stroobandt B, Van Bladel H, Veludo AF, Deprez K, Aerts S, Verloock L, Thuróczy G, Politanski P, Polanska K, Tognola G, Parazzini M, Wiart J, Guxens M, Röösli M, Joseph W
所属 Ghent University - imec 資料区分 論文
雑誌名 Environ Res 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 270: 121029 研究区分 ドシメトリ
Belgium PubMed ID 39909091
論文情報入手日 2025-02-16 DOI 10.1016/j.envres.2025.121029
キーワード 4G; 5G; Exposure; Microenvironments; Radiofrequency electromagnetic fields; Transmit power; Uplink.
概要 自己誘起アップリンク(a-UL)高周波(RF)電磁界ばく露は、総RFばく露の主要な部分であることが多いにもかかわらず、これまでの微小環境研究では考慮されていなかった。5Gばく露が携帯電話の使用状況に大きく依存するため、より正確な個人ばく露評価のためには、典型的な送信電力レベルの監視が重要となる。この研究は、平均的な携帯電話の送信電力における空間的な差異を記述し、アップリンクのデューティサイクルと周波数帯域の使用状況が及ぼす影響を調査する。第4世代(4G)および非スタンドアロン第5世代(5G)ネットワークにおいて、ネットワークモニタリングアプリケーションQualiPocを用いた新しい手法を提示した。欧州における大規模な微小環境研究で、4Gおよび5Gのa-UL RFばく露評価を同時に実施したのは今回が初めてである。欧州7か国の282の異なる微小環境(例:公園、住宅地)において、事前に定義されたルートに沿って、最大アップリンク使用シナリオ下で測定を実施した。その結果、微小環境ごとの平均送信電力の中央値は、オランダで20.6 dBmと最も高かった。村における送信電力は、大都市よりも0.6-2.1 dB高かった。基地局密度がa-ULばく露の重要な予測因子であることが示唆された。技術と周波数帯域を比較すると、5Gの平均送信電力は4Gよりも約3.3 dB低く、時間分割複信(TDD)方式を用いる周波数帯域では、アップリンクのデューティサイクルが低いため(20%未満)最も低かった、と著者らは報告している。