電磁界情報センター Japan EMF Information Center

電磁界情報データベース 論文、公的文書、規制、書籍などを収録対象としています。

前のページに戻る

最終更新日:2024-10-29

検索結果(詳細)

タイトル Non-Thermal Effects of Terahertz Radiation on Gene Expression: Systematic Review and Meta-Analysis
日本語タイトル テラヘルツ放射が遺伝子発現に及ぼす非熱作用:系統的レビューおよびメタ分析
著者 Dione MN, Shang S, Zhang Q, Zhao S, Lu X
所属 School of Life Science and Technology, Xi'an Jiaotong University (XJTU) 資料区分 論文
雑誌名 Genes 文献区分 総説
発表年 2024 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 15 (8): article ID 1045 研究区分 細胞研究
China PubMed ID 39202405
論文情報入手日 2024-09-01 DOI 10.3390/genes15081045
キーワード gene expression profile; pathway analysis; terahertz radiation.
概要 この論文の著者らは、THz放射に関連する遺伝子発現プロファイルのパターンをまとめるため、包括的レビューとメタ分析を実施した。PubMed、Embase、Web of Science、ProQuestデータベースを利用し、発表された論文から参考文献を抽出するための徹底的な文献レビューを行った。Gene Expression OmnibusからRaw CELファイルを取得し、Bioconductorパッケージを用いて前処理した。この系統的レビュー(登録番号: CDR42024502937)は、13の研究(14の論文)の詳細な分析をもたらした。THz放射が生物学的変化を引き起こす可能性のあるメカニズムと経路は幾つか存在する。確立された遺伝子発現結果は主に免疫応答および炎症マーカーと関連しているが、他の遺伝子は未知の機能を解明する可能性のある転写結果を示した。遺伝子のエンリッチメントは、主に広範なストレス応答に関連するネットワークを発見した。総じて、THzが微小熱細胞応答と関連しない独特なトランスクリプトミックプロファイルを誘導できることが示された。しかし、THzばく露下での遺伝子発現応答のパターンを正確かつ信頼性をもって説明する単一の遺伝子または遺伝子群を特定することはできない、と著者らは結論付けている。