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最終更新日:2024-05-13

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タイトル Electromagnetic exposure analysis of the subway passenger under the civil communication system radiation
日本語タイトル 民生用通信システムの放射下での地下鉄乗客の電磁ばく露分析
著者 Zhou WY, Zhang XY, Lu M
所属 Key Laboratory of Opto-Electronic Technology and Intelligent Control of Ministry of Education, Lanzhou Jiaotong University 資料区分 論文
雑誌名 PLoS One 文献区分 原著論文・短報
発表年 2024 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 19 (3): e0300049 研究区分 ドシメトリ
China PubMed ID 38466737
論文情報入手日 2024-03-01 DOI 10.1371/journal.pone.0300049
キーワード
概要 この研究は、地下鉄の民生用通信システム下での乗客の電磁界ばく露の安全性を評価するため、COMSOL Multiphysicsソフトウェアを用いて地下鉄車両の高周波(RF)電磁環境を設定した。これには、1-1/4インチの漏えい同軸ケーブル(LCX1)と1-5/8インチの漏えい同軸ケーブル(LCX2)が含まれ、これらをばく露源として設計し、12人の乗客を異なる位置に配置している。電磁環境モデルは現場測定を通じて検証した。LCX1およびLCX2がそれぞれ作動する際の12人の乗客のばく露量分布を比較・分析した。シミュレーションの結果、LCX2と比較して、乗客が吸収する量は2100 MHzで9.19%、2600 MHzで22.50%減少した。LCX1が3400 MHzで作動時、乗客の比吸収率(SAR)は最大値1.91×10^(-4) W/kgに達し、温度は0.214 K上昇した。国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の公衆ばく露制限値と比較することで、民生用通信システムの下での乗客の電磁界ばく露の安全性を示した。更に、提案されたLCX1は5G信号のカバレッジを追加するだけでなく、乗客が吸収するSARを低減し、これにより、ばく露源の放射性能を調整することで公衆の電磁界ばく露量を減少させることができる、と著者らは結論付けている。