タイトル |
Detrimental effects of electromagnetic radiation emitted from cell phone on embryo morphokinetics and blastocyst viability in mice
|
日本語タイトル |
マウスにおける胚形態動態と胚盤胞の生存率に対する携帯電話から放せられる電磁放射の有害な影響
|
著者 |
Seify M, Khalili MA, Anbari F, Koohestanidehaghi Y
|
所属 |
Research and Clinical Center for Infertility, Shahid Sadoughi University of Medical Sciences
|
資料区分 |
論文
|
雑誌名 |
Zygote
|
文献区分 |
原著論文・短報
|
発表年 |
2024
|
周波数区分 |
高周波(300kHz-30GHz)
|
巻/ISSN(号):ページ |
Online
|
研究区分 |
動物研究
|
国 |
Iran
|
PubMed ID |
38384250
|
論文情報入手日 |
2024-02-16
|
DOI |
10.1017/S0967199424000042
|
キーワード |
Blastocyst; Cell viability; Cleavage abnormalities; EMR; Morphokinetics; Mouse; Time-lapse.
|
概要 |
この研究は、マウスの着床前胚の形態動態および胚盤胞の生存率に対する携帯電話放射の影響を調べた。過剰排卵のため、雌マウス20匹に妊娠牝馬血清ゴナドトロピンを腹腔内注射し、48時間後にヒト絨毛性ゴナドトロピンを投与した。対照群 (n = 150) を4日間インキュベートした。 ばく露群 (n = 150) は1日目に周波数900-1800 MHzの電磁放射を発する携帯電話に30分間ばく露した後、全ての胚をタイムラプスシステムで培養した。その結果、ばく露群では対照群と比較して、t2、t8、t10、および t12 の切断分割時点で有意な増加 (P < 0.05) が認められた。胚盤胞形成パラメータに関しては、ばく露群では対照群と比較して、胚発生の遅れが認められた。2群間の時間間隔のデータ分析では、s3時間間隔に有意な差があることが示された (P < 0.05)。 また、断片化、逆切断、液胞形成、および胚停止の割合は、ばく露群の方が有意に高かった(P < 0.05)。 更に、ばく露群の細胞生存率は対照群よりも低かった(P < 0.05)。RFばく露は、マウスの着床前胚の発育に悪影響を及ぼし、これらの影響は卵割段階の欠陥や胚盤胞形成の障害として現れる可能性があり、細胞生存率の低下につながる、と著者らは結論付けている。
|