| タイトル |
E. coli aggregation and impaired cell division after terahertz irradiation.
|
| 日本語タイトル |
テラヘルツ照射後の大腸菌の凝集および細胞分裂の阻害
|
| 著者 |
Peltek S; Meshcheryakova I; Kiseleva E; Oshchepkov D; Rozanov A; Serdyukov D; Demidov E; Vasiliev G; Vinokurov N; Bryanskaya A;; Bannikova S; Popik V; Goryachkovskaya T
|
| 所属 |
Laboratory of Molecular Biotechnologies of Federal Research Center Institute of Cytology and Genetics of the Siberian Branch of the Russian Academy of Sciences
|
資料区分 |
論文
|
| 雑誌名 |
Sci Rep
|
文献区分 |
原著論文・短報
|
| 発表年 |
2021
|
周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
|
| 巻/ISSN(号):ページ |
11 (1): 20464
|
研究区分 |
細胞研究
|
| 国 |
Russia
|
PubMed ID |
34650158
|
| 論文情報入手日 |
|
DOI |
10.1038/s41598-021-99665-3
|
| キーワード |
|
| 概要 |
この研究は、大腸菌（E. coli）のテラヘルツ（THz）放射へのばく露が、tdcABCDEFGRおよびmatA-F遺伝子（細胞凝集の兆候）、yjjO遺伝子（細胞運動の抑制の兆候）、dicABCF、FtsZおよびminCDE遺伝子（細胞分裂の抑制の兆候）、sfmACDHF遺伝子（付着因子合成の兆候）、yjbEFGHおよびgfcA遺伝子（細胞エンベロープの安定化の兆候）の活性の変化を生じることを示した。また、THz放射はE. coliのcsgオペロン遺伝子のアミロイド生合成を生じた。電子顕微鏡観察では、照射されたE. coliでは凝集の増加が見られ、その20%は線毛が集まった束上の構造を形成した。このことは、線毛の付着特性の変化の結果かもしれない。また、細胞の中間部分の細胞壁構造の異常も認められた。この異常は、分裂の初期段階で細胞を損ない、長い棒状細胞の蓄積を生じた。これらの結果は、THz放射がバクテリア集団に悪影響を及ぼし、異常な形態の細胞を生じることを示している、と著者らは報告している。
|
