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最終更新日:2025-06-25

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タイトル Exposure Levels Induced in Curved Body Parts at mmWaves
日本語タイトル 湾曲した身体部位に誘導されるミリ波ばく露レベル
著者 Sacco G; Haider Z; Zhadobov M
所属 IETR (Institut d’Électronique et des Technologies du numéRique), University of Rennes 1 CNRS 資料区分 論文
雑誌名 IEEE J Electromagn RF Microw Med Biol 文献区分 原著論文・短報
発表年 2022 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ Online 研究区分 ドシメトリ
France PubMed ID
論文情報入手日 DOI 10.1109/JERM.2022.3178604
キーワード Curved phantoms; dosimetry; fifth-generation (5G); mmW
概要 この研究は、耳および指の湾曲が、26 GHzおよび60 GHzのミリ波電磁エネルギー吸収およびその結果としての加熱に及ぼす影響を、一般的に用いられている平面組織モデルとの比較で調べ、誘導されるばく露レベルの増強可能性を定量化した。円筒モデルを用いて、指(半径a ≤ 10mm)での電力密度および熱、ならびに耳(1 mm ≤ a ≤ 5 mm)での電力密度を計算した。耳での温度上昇を計算するため、モデルを改変して耳と頭部をつなぐ組織での熱伝導を考慮した。その結果、横電界(TE)偏波では、最大吸収電力密度は全体として平面インターフェイスよりも低いままで(26 GHzで最大−38.2%、60 GHzで最大−18.7%)、横磁界(TM)偏波ではその値を超過した(26 GHzで72.3%、60 GHzで15%)。結果としての加熱は平面モデルよりも常に高かった。耳のモデルでは、定常状態でのばらつきは26 GHzで93.11%、60 GHzで103.62%であった、と著者らは報告している。