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最終更新日:2025-06-25

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タイトル Computation of Whole-Body Average SAR in Realistic Human Models From 1 to 100 GHz
日本語タイトル 1から100 GHzまでの現実的なヒトモデルにおける全身平均SARの計算
著者 Kodera S, Taguchi K, Diao Y, Kashiwa T, Hirata A
所属 Nagoya Institute of Technology 資料区分 論文
雑誌名 IEEE Trans Microw Theory Tech 文献区分 原著論文・短報
発表年 2023 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ Online 研究区分 ドシメトリ
Japan PubMed ID
論文情報入手日 DOI 10.1109/TMTT.2023.3289562
キーワード Absorption cross section (ACS); exposure guidelines; millimeter wave; specific absorption rate (SAR); whole-body exposure
概要 数値人体モデルの信頼性は、特に皮膚について、6 GHz超の周波数範囲での難題の一つである。この研究は、国際的なガイドラインの外部電力密度の制限値を提示するため、1-100 GHzでの全身平均比吸収率(WBASAR)の周波数依存性を、高解像度の解剖学的ヒトモデルを用いて調べた。皮膚の厚さをファインチューンした高解像度の解剖学的モデルを開発し、WBASARを計算した。WBASARに対する皮膚の厚さの影響を、皮膚での電力吸収が支配的となる6 GHz超の周波数で評価した。高解像度のモデルを用いて得られた結果から吸収断面積(ACS)を導出し、WBASARを推定した。その結果、20 GHz以下の周波数ではWBASARは皮膚の厚さに影響されることが示された。20 GHz超では、表面が滑らかなモデルと比較して、表面が滑らかでないモデルにおけるWBASARは10-17%高かった。この著者らは、ACSが投影面積に近づく10 GHz超でのWBASARの単純な推定も提示し、10 GHz超では5%の精度でWBASARは投影面積に従って推定できる、と結論付けている。