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最終更新日:2025-06-23

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タイトル Effects of millimeter-wave radiation on monolayer cell cultures. III. A search for frequency-specific athermal biological effects on protein synthesis.
日本語タイトル 単層細胞培養におけるミリ波放射の影響。Ⅲ。タンパク質合成に対する周波数に特有の亜熱の生物学的影響の検査
著者 Bush LG ; Hill DW ; Riazi A ; Stensaas LJ ; Partlow LM ; Gandhi OP
所属 University of Utah 資料区分 論文
雑誌名 Bioelectromagnetics 文献区分 原著論文・短報
発表年 1981 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 2 (2): 151-159 研究区分 細胞研究
USA PubMed ID
論文情報入手日 DOI 10.1002/bem.2250020206
キーワード millimeter-wave and terahertz waves ; non-thermal effects ; thermal effect ; sub-thermal effects ; protein ; cell function ; cellular attachment ; cell ; growth ; cell cycle
概要 この研究は、著者らが開発した細胞用マイクロ波ばく露システムを用いて、BHK-21 / C13細胞のタンパク質合成への影響を調べた。このばく露手法では、単層培養物をマイクロ波透過性のポリスチレン製カバースリップ上で成長させ、導波管の開放端に配置し、EバンドおよびUバンドの周波数(平均電力密度292および177mW / cm 2)でばく露を行う。ばく露中、温度は37.2℃に保持された。マイクロ波の影響は、38〜48GHzおよび65〜75GHzの範囲で0.1GHz刻みで評価した。マイクロ波放射中の15分間に標識メチオニンを取り込ませる培養を4回繰り返して、タンパク質合成を測定した。単層培養物を導波管開口の長軸に沿ってマイクロデンシトメータで走査して得たオートラジオグラフにより取り込みを定量した。細胞に入射するマイクロ波電力は、導波管開口の各端部におけるゼロから導波管の中心における平均電力密度の2倍まで、コサインの2乗の関係で長軸に沿って変化することが先行研究で示されている。この手法を用いれば、狭い振幅領域または「電力ウインドウ」においてのみ現れるかも知れない生物学的影響を明らかにできる可能性がある。結果として、EバンドおよびUバンドの202個の近接した周波数で照射された単層培養物におけるタンパク質合成の観察は、マイクロ波ばく露に関連する変化を明らかにしなかった、と報告している。