タイトル |
Does nitric oxide mediate circulatory failure induced by 35-GHz microwave heating?
|
日本語タイトル |
35 GHzマイクロ波加熱による誘導される循環系への一酸化窒素は修飾するか
|
著者 |
Ryan KL; Frei MR; Berger RE; Jauchem JR
|
所属 |
Trinity University
|
資料区分 |
論文
|
雑誌名 |
Shock
|
文献区分 |
原著論文・短報
|
発表年 |
1996
|
周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
|
巻/ISSN(号):ページ |
6 (1): 71-76
|
研究区分 |
動物研究
|
国 |
USA
|
PubMed ID |
8828089
|
論文情報入手日 |
|
DOI |
10.1097/00024382-199607000-00015
|
キーワード |
|
概要 |
この研究は、ミリ波(MMW)ばく露により生じる低血圧状態に一酸化窒素(NO)が寄与するか否かを明らかにするための実験をラット用いて行った。NO合成を競合的に阻害するために、N - ω - ニトロ - L - アルギニンメチルエステル(L-NAME)を用いた。ケタミン麻酔されたラットは、動脈血圧、ECG、および5つの部位での体温を測定しつつ、35 GHzのMMWばく露を継続し、平均動脈圧(MAP)が75 mmHgに低下した時点で、MMWばく露を停止し、生理食塩水またはL-NAME(1、2.5、5、10 mg/ kg)のいずれかを投与した。その結果、MMWばく露後の各用量でのL-NAMEによりもたらされるMAPのピーク上昇は、無ばく露での同用量のL-NAMEで生じる上昇より小さかった;ばく露後の生存期間には、 L-NAME投与ラットと生理食塩水投与ラットの間に差はなかったと報告している。これらの知見は、L-NAMEの単回大量投与が35GHzのマイクロ波加温により生じる低血圧を反転させないことを示しており、したがってこのような低血圧に過剰レベルのNOは介在しないことが示唆されたと考察している。
|