タイトル |
Peripheral neural system involvement in hypoalgesic effect of electromagnetic millimeter waves.
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日本語タイトル |
ミリ波の痛覚鈍麻効果における末梢神経系の関与
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著者 |
Radzievsky AA ; Rojavin MA ; Cowan A ; Alekseev SI ; Radzievsky AA Jr ; Ziskin MC
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所属 |
Temple University School of Medicine
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Life Sciences
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2001
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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巻/ISSN(号):ページ |
68: 1143-1151
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研究区分 |
動物研究
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国 |
USA
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PubMed ID |
11228098
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論文情報入手日 |
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DOI |
10.1016/s0024-3205(00)01016-x
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キーワード |
millimeter waves ; pain ; mice ; sciatic nerve transection
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概要 |
この研究は、疼痛の定量的指標である冷水テールフリック試験(cTFT)を用いて、低電力のミリ波(MW)への一回ばく露を受けたマウスでの鎮痛効果を測定した。MWばく露の特性は、周波数61.22 GHz、入射電力密度15 mW/ cm2、ばく露時間15分であった。MWばく露は、足蹠の無毛の皮膚に与えた。無傷のマウスの足にMWばく露を与えると、擬似ばく露群に比べ、cTFTにおいて、有意な鎮痛効果が示された。ばく露群から選抜された1匹のマウスに、片側坐骨神経離断術を施して、ばく露部位の求心路を遮断した。MWばく露の6日前に行われたこの手術により、MWばく露による鎮痛効果は完全に消失した。以上の結果から、MWと皮膚神経終末の相互作用が、MWによる生物学的効果の発端における重要なステップであると考察している。
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