タイトル |
Low power millimeter wave irradiation exerts no harmful effect on human keratinocytes in vitro.
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日本語タイトル |
低出力ミリ波放射はヒトのケラチノサイトに有害な影響はない
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著者 |
Szabo I; Manning MR; Radzievsky AA; Wetzel MA; Rogers TJ; Ziskin MC
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所属 |
Center for Biomedical Physics,Temple University School ofMedicine
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Bioelectromagnetics
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2003
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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巻/ISSN(号):ページ |
24 (3): 165-173
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研究区分 |
細胞研究
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国 |
USA
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PubMed ID |
12669299
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論文情報入手日 |
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DOI |
10.1002/bem.10077
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キーワード |
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概要 |
この研究は、臨床において、単独または補助的な皮膚治療法として用いられている低出力ミリ波(LP-MW)照射が、インビトロで、表皮の角化細胞(ケラチノサイト)のケモカイン(RANTESおよびIP-10を含む)の産生を調節する否かを分析した。ケモカインは、白血球などの遊走を引き起こし炎症の形成に関与するサイトカインの一群である。その他に、熱ショックタンパク質70(Hsp70)産生、接着細胞の生存率、ケラチン生成細胞単層の細胞間ギャップ結合コミュニケーションについても分析した。その結果、LP-MW照射後に、構成的RANTESおよび誘導性IP-10産生の有意な変化は見られなかった;ケラチノサイト単層のLP-MWばく露は、さらに出力の高いMW照射またはハイパサーミア(43度C; 1時間)の場合とは異なり、Hsp70産生を変化させなかった; LP-MW照射およびハイパサーミアは、接着性ケラチノサイトの生存率を変えなかったが、出力の高いMW照射はビーム領域内の細胞損傷を誘発した;LP-MW照射後のケラチノサイトのギャップ結合細胞間コミュニケーションに変化は見られなかった、と報告している。
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