タイトル |
Effect of rotating electromagnetic fields on proteolytic activity of pepsin in rats.
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日本語タイトル |
ラットのペプシンのタンパク質分解活性に対する回転電磁界の影響
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著者 |
Subbotina TI; Khadartsev AA; Yashin MA; Yashin AA
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所属 |
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Bull Exp Biol Med
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2004
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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巻/ISSN(号):ページ |
137 (6): 632-634
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研究区分 |
動物研究
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国 |
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PubMed ID |
15455104
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論文情報入手日 |
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DOI |
10.1023/b:bebm.0000042731.04863.0b
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キーワード |
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概要 |
この研究は、Wistarラットにおけるペプシンのタンパク質分解活性に対する37 GHz電磁界の影響を、偏波面が右旋回または左旋回(DまたはLキラリティ)のD偏波またはL偏波のばく露について調べた。6〜8ヶ月齢のラットを3つの群(各群10匹;電磁界無ばく露対照群、D偏波ばく露群、L偏波ばく露群)に分けた。毎日のばく露時間は15分で6日間にわたるばく露の合計時間は1.5時間であった。影響評価項目の検査は、ばく露の1-6日目に実施した。ペプシンのタンパク質分解活性は、2つの方法で推定した。ツゴルコフ法は、ペプシンの血漿タンパク質切断能力に基づく。チェルニコフ修正したアディソン-ミルスキー法は、ペプシンのヘモグロビン切断能力に基づく。胃粘膜の形態的検査のため、胃の幽門部から採取した試料を10%ホルマリン固定、パラフィン包埋して、組織切片のヘマトキシリンおよびエオシン染色、およびPAS染色を行なった。その結果、対照条件におけるペプシンの血漿タンパク質およびヘモグロビン消化活性は、それぞれ、0.032-0.050および0.66-0.75 mgであった;D偏波ばく露群では、ペプシンの血漿タンパク質およびヘモグロビン消化活性は増加した(それぞれ0.053および1.29 mg);D偏波ばく露群では、形態学的検査において、ばく露1〜6日目に進行性の腺肥大および主細胞および壁細胞の肥大が認められた;L偏波ばく露群では、ペプシンの血漿タンパク質およびヘモグロビン消化活性はそれぞれ、0.05および0.75 mgで、フォローアップ期でもそれぞれ、0.044および0.63 mgであった;L偏波ばく露群では、胃粘膜に多くの形態学的変化が見られ、ペプシン分泌能力が低下していた、と報告している。
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