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最終更新日:2025-06-23

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タイトル Effect of millimeter wave irradiation on tumor metastasis.
日本語タイトル 腫瘍転移に対するミリ波照射の影響.
著者 Logani MK; Szabo I; Makar V; Bhanushali A; Alekseev S; Ziskin MC
所属 Richard J. Fox Center for Biomedical Physics,Temple University School ofMedicine 資料区分 論文
雑誌名 Bioelectromagnetics 文献区分 原著論文・短報
発表年 2006 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 27 (4): 258-264 研究区分 動物研究
USA PubMed ID 16437545
論文情報入手日 DOI 10.1002/bem.20208
キーワード
概要 この研究は、ミリ波(MMW)照射(42.2 GHz)が、抗がん剤シクロホスファミド(CPA)により増強された腫瘍転移を阻害できるか否かを調べた。抗がん剤はナチュラルキラー(NK)細胞を抑制するため、転移を起こし易くする。実験には、転移性黒色腫の実験モデルであるC57BL / 6マウスを用いた。30分間のMMWばく露をマウスの鼻腔領域に与えた。そのピークSARおよび入射電力密度は、それぞれ730±100 W / kgおよび36.5±5 mW / cm2と測定された。マウスは10匹ずつの5群に分けられた:無処置群、MMWばく露群、MMWの擬似ばく露群、ばく露前のCPA(腹腔内投与)+MMWばく露群、CPA(腹腔内投)+MMW擬似ばく露群。実験2日目に、すべての動物に、C57BL / 6マウスと同系の腫瘍細胞株であるB16F10メラノーマ細胞を尾静脈から注射した。肺の腫瘍コロニーを接種から2週間後に数えた。その結果、CPAは、腫瘍転移の顕著な増強(5倍)を引き起こした;CPA処理された動物にMMWばく露を与えた場合、腫瘍転移は有意に減少した;ミリ波は、CPAによって抑制されたNK細胞活性を増加させることが示唆された、と報告している。