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最終更新日:2025-06-25

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タイトル Study of narrow band millimeter-wave potential interactions with endoplasmic reticulum stress sensor genes.
日本語タイトル 狭帯域ミリ波の小胞体ストレスセンサ遺伝子との相互作用の可能性に関する研究
著者 Nicolaz CN; Zhadobov M; Desmots F; Ansart A; Sauleau R; Thouroude D; Michel D; Le Drean Y
所属 Intracellular Protein Homeostasis 資料区分 論文
雑誌名 Bioelectromagnetics 文献区分 原著論文・短報
発表年 2009 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 30 (5): 365-373 研究区分 細胞研究
France PubMed ID 19274636
論文情報入手日 DOI 10.1002/bem.20481
キーワード
概要 この研究は、小胞体(ER)に対する低電力レベルのミリ波(MMW:60 GHz付近)の潜在的な生物学的影響を調べた。小胞体は、さまざまな環境傷害に敏感で、多くの病状に関与している。酸素の吸収スペクトル線の3つの周波数(59.16、60.43、および61.15 GHz)およびこれらのオーバーラップ領域の2つの周波数(59.87および60.83 GHz)の5つの離散的周波数を実験に用いた。さらに、マイクロ波分光法を使用して、59〜61GHzの周波数範囲内のさまざまな分子グループのスペクトル線に対応する8つの周波数も実験に用いた。ヒトグリア細胞株U-251MGに、0.14 mW / c m2のピーク入射電力密度で24時間ばく露または擬似ばく露を与えた。細胞単層内の平均SARは、ばく露ウェルの位置に応じて、2.64 ±0.08〜3.3±0.1 W / kgの範囲であった。定量的逆転写PCR法により、2つの内因性ERストレスバイオマーカ(シャペロンBiP / GRP78およびORP150 / GRP170)の発現レベルを分析した。その結果、低電力MMWへのばく露は、これらのストレス感受性遺伝子のmRNAレベルを有意に変化させないことが示された;このことは、実験された周波数の低電力MMWは、ERの恒常性を変化させないことを示唆する、と報告している。