タイトル |
Altered Calcium Dynamics Mediates P19-Derived Neuron-Like Cell Responses to Millimeter-Wave Radiation.
|
日本語タイトル |
P19由来のニューロン様細胞のミリ波放射に対する応答にはカルシウム動態の変化が介在する
|
著者 |
Titushkin IA; Rao VS; Pickard WF; Moros EG; Shafirstein G; Cho MR
|
所属 |
University of Illinois at Chicago
|
資料区分 |
論文
|
雑誌名 |
Radiat Res
|
文献区分 |
原著論文・短報
|
発表年 |
2009
|
周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
|
巻/ISSN(号):ページ |
172 (6): 725-736
|
研究区分 |
細胞研究
|
国 |
USA
|
PubMed ID |
19929419
|
論文情報入手日 |
|
DOI |
10.1667/RR1760.1
|
キーワード |
|
概要 |
この研究は、実験用のミリ波(MMW)ばく露装置として製作された94 GHzアプリケータを用いてマウス胚性幹細胞由来の神経細胞にMMW刺激を与え、それに伴って起きるかも知れないCa2+ 振動の変化をリアルタイムで調べた。その結果、18.6 kW / m2の公称電力密度でのMMW照射は、Ca2+ 活性を表している細胞でのCa2+スパイク発生頻度を有意に増加させた;N型カルシウムチャネル、ホスホリパーゼC酵素、およびアクチン細胞骨格が、Ca2+スパイク発生増加の仲介に関与しているようであった;94 GHz電磁界によるアクチンミクロフィラメントの再構成は、Ca2+活性の変化だけでなく、細胞の生体力学的な変化にも重要な役割を果たしているように見えた;観察されたMMWへの細胞応答の多くは、熱的に誘発された効果と類似していたが、例えば、ある種の神経細胞で観察された94 GHz電磁界誘発性の一酸化窒素産生は、42 ℃までの熱による細胞加熱では再現できなかった;しかしながら、MMWばく露チャンバ内で、細胞レベルでの加熱速度の複雑で不均一な微視的分布が生じていた可能性は排除できない、と報告している。
|