電磁界情報センター Japan EMF Information Center

電磁界情報データベース論文、公的文書、規制、書籍などを収録対象としています。

前のページに戻る

最終更新日：2025-06-25

検索結果（詳細）

タイトル	Evaluation of the potential in vitro antiproliferative effects of millimeter waves at some therapeutic frequencies on RPMI 7932 human skin malignant melanoma cells.
日本語タイトル	いくつかの治療用周波数のミリ波によるイン・ビトロのRPMI 7932ヒト皮膚悪性メラノーマ細胞での抗増殖効果の可能性の評価
著者	Beneduci A
所属	University of Calabria	資料区分	論文
雑誌名	Cell Biochem Biophys	文献区分	原著論文・短報
発表年	2009	周波数区分	ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ	55 (1): 25-32	研究区分	細胞研究
国	Italy	PubMed ID	19536459
論文情報入手日		DOI	10.1007/s12013-009-9053-8
キーワード
概要	この研究は、ヒト皮膚黒色腫細胞RPMI7932細胞株に対して42.20および53.57 GHzの低出力ミリ波（MMW）が潜在的な抗増殖効果を有するか否かをインビトロ実験で調べた。ミリ波治療に利用されている周波数範囲に含まれるこれら2つの周波数が、インビボで期待されているような悪性黒色腫腫瘍に対する効果を持つか否かを確認することが目的である。細胞へは1日1時間のばく露を、最大で合計4回まで反復して処置した。平面波入射電力密度は1 m W/ cm2未満であったため、MMWばく露が意味のある熱効果を生じることはなかった。多層システムでの反射係数の方程式を用いて、ペトリ皿の反射率の数値シミュレーションを行った。この分析で、水溶液試料内へ伝達される電力密度は≤ 0.3mW/ cm2であることが示された。実験の結果、２つの周波数のMMWの黒色腫細胞に対する効果を細胞増殖と細胞周期を評価したが、このばく露条件では、RPMI7932の細胞倍加時間も細胞周期も、周波数およびばく露時間の影響を受けないことが示された、と報告している。