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最終更新日:2025-07-28

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タイトル Effects of differently polarized microwave radiation on the microscopic structure of the nuclei in human fibroblasts.
日本語タイトル ヒト線維芽細胞の核の微細構造に対するさまざまに偏波させたマイクロ波放射の影響
著者 Shckorbatov YG; Pasiuga VN; Goncharuk EI; Petrenko TP; Grabina VA; Kolchigin NN; Ivanchenko DD; Bykov VN; Dumin OM
所属 Kharkiv National University 資料区分 論文
雑誌名 J Zhejiang Univ Sci 文献区分 原著論文・短報
発表年 2010 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 11 (10): 801-805 研究区分 細胞研究
Ukraine PubMed ID 20872988
論文情報入手日 DOI 10.1631/jzus.B1000051
キーワード
概要 この研究は、マイクロ波放射がヒト線維芽細胞の核に及ぼす影響を調べるために、3つの偏波型(直線偏波、左旋楕円偏波、右旋楕円偏波)のマイクロ波を用いたばく露実験を行なった。周波数は6.65 GHz、ばく露を受ける物体の表面での電力密度は1、10、30、100 μW / cm2、ばく露時間は10秒とした。カバースライド上に単層で増殖中のヒト線維芽細胞にマイクロ波ばく露を与えた。細胞を覆う培養液の深さは約1mmであった。ばく露終了直後の細胞をオルセイン2 %(w/v)含有の45 %(w/v)酢酸溶液で染色した。実験は室温(25℃)で行われ、対照群は同じ条件で処理された。600倍の倍率でヘテロクロマチン顆粒量(HGQ)を測定した。その結果、1 μW / cm2ばく露群では影響が見られず、10および100 μW / cm2ばく露群ではHGQ量の増加が引き起こされた;ばく露レベルの上昇に伴い、より多くのクロマチン凝縮が誘発された;右旋楕円偏波の方が左旋楕円偏波よりも多くの生物活性を示した、と報告している。