タイトル |
Modulation of neuronal activity and plasma membrane properties with low-power millimeter waves in organotypic cortical slices.
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日本語タイトル |
器官型培養した皮質切片でのニューロン活動および細胞膜特性の低出力ミリ波による変化
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著者 |
Pikov V; Arakaki X; Harrington M; Fraser SE; Siegel PH
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所属 |
Neural Engineering Program, Huntington Medial Research Institutes
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
J Neural Eng
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2010
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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巻/ISSN(号):ページ |
7 (4): 45003
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研究区分 |
細胞研究
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国 |
USA
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PubMed ID |
20644247
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論文情報入手日 |
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DOI |
10.1088/1741-2560/7/4/045003
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キーワード |
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概要 |
この研究は、大脳皮質組織の切片を用いて、ミリ波(MMW)電磁界が個々の錐体ニューロンに与える影響を調べた。実験に用いたMMW電力のレベルは、既存の人体ばく露の安全限度値1 mW/ cm2を3桁下回るレベルとした。その結果、驚くべきことに、このように低い電力レベルでも、MMWはニューロンの発火率および原形質膜の特性にかなりの変化をもたらすことが示された;電力密度が1 μW/ cm2付近、1分間のMMWばく露により、検査した8つのニューロンのうち4つで、発火率がばく露前のレベルの3分の1に減少した;すべてのニューロンにおいて、活動電位の幅はベースライン値の17 %に狭められ、膜入力抵抗はベースライン値の54 %に減少した。これらの影響は短期間(2分以下)持続した;組織切片を入れた水溶液の温度はMMWにより3 %高くなった、と報告している。
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