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最終更新日:2025-06-25

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タイトル Mammalian Stem Cells Reprogramming in Response to Terahertz Radiation.
日本語タイトル テラヘルツ放射に反応した哺乳類幹細胞での再プログラミング
著者 Bock J; Fukuyo Y; Kang S; Phipps ML; Alexandrov LB; Rasmussen KO; Bishop AR; Rosen ED; Martinez JS; Chen HT; Rodriguez G; Alexandrov BS; Usheva A
所属 Harvard Medical School, Beth Israel Deaconess Medical Center 資料区分 論文
雑誌名 PLoS One 文献区分 原著論文・短報
発表年 2010 周波数区分 ミリ波(30GHz以上)
巻/ISSN(号):ページ 5 (12): e15806 研究区分 細胞研究
USA PubMed ID 21209821
論文情報入手日 DOI 10.1371/journal.pone.0015806
キーワード
概要 この研究は、マウス幹細胞に広帯域テラヘルツ電磁界への長時間ばく露を与え、DNA依存性遺伝子転写に密接に関連する細胞機能の特定の変化を調べた。結果として、実験に用いた遺伝子発現の遺伝子チップでは、マウス幹細胞のタンパク質コーディング遺伝子の89 %は照射されたテラヘルツ波に応答しなかったが、ある特定の遺伝子は活性化され、他の特定の遺伝子は抑制された;遺伝子の3つのグループの転写産物に対応するように選択された遺伝子プローブを用いたRT-PCR実験により、遺伝子特異的な応答の詳細が明らかにできた;その応答は、遺伝子特異的であるだけでなく、照射条件にも依存していた;照射されたテラヘルツ波は、転写因子であるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体ガンマ(PPARγ)を活性化することにより、脂肪表現型への細胞分化を加速することが示唆された;最後に、分子動力学コンピューターシミュレーションにより、PPARγプロモータDNAの局所呼吸動態がテラヘルツ波への遺伝子特異的応答と一致するが示された、と報告している。