タイトル |
Terahertz radiation induces spindle disturbances in human-hamster hybrid cells.
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日本語タイトル |
テラヘルツ照射はヒト‐ハムスター・ハイブリッド細胞に紡錘体異常を誘導する
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著者 |
Hintzsche H ; Jastrow C ; Kleine-Ostmann T ; Stopper H ; Schmid E
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所属 |
Institut fur Pharmakologie und Toxikologie; Universitat Wurzburg
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資料区分 |
論文
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雑誌名 |
Radiation Research
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文献区分 |
原著論文・短報
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発表年 |
2011
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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巻/ISSN(号):ページ |
Online
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研究区分 |
細胞研究
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国 |
Germany
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PubMed ID |
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論文情報入手日 |
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DOI |
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キーワード |
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概要 |
【目的】0.106THz照射(連続波)によるヒト-ハムスター・ハイブリッド(AL)細胞における紡錘体異常の発生を定量的に調べること。 【方法】ペトリ皿に単層培養した細胞を0.106THz照射に5時間ばく露させた。電力密度は0.043mW/cm2 から4.3 mW/cm2の範囲とした。ネガティブコントロール群は、ばく露時間と同じ時間、擬似条件下に置かれた。ポジティブコントロール群は、異数体誘導因子である殺虫剤トリクロルフォン100 μg/mlに6時間ばく露させた。ばく露時間中、試料容器は細胞の要求に応じるように改造されたインキュベータ内で一定の環境条件に保たれた。 【結果】2回の再現実験を行い、合計で有糸分裂細胞6365個を解析した。それに基づけば、細胞分裂の後期と終期における紡錘体異常の出現(特に単一染色体の遅滞と不分離)によって示されたように、0.106THz照射は紡錘体作用因子である。 【結論】今回の研究の知見は必ずしも疾患や傷害の意味を含むものではないが、基礎的メカニズムの可能性を評価するために重要かも知れない。
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